壱岐要塞(黒崎砲台)
東シナ海・日本海を結ぶ対馬海峡は交通の要衝として、戦前旧日本軍の手で数々の要塞が築かれました。
3月に壱岐・対馬両島を観光しましたが、その中でいくつか要塞跡も回ってきました。
黒崎砲台
壱岐要塞の中でも比較的訪れやすいのが黒崎砲台です。
壱岐で最もメジャーな観光地「猿岩」のすぐそばにあって、駐車場も猿岩の駐車場をそのまま使えます。
黒崎砲台は1922年(大正11年)に締結されたワシントン海軍軍縮条約によって建造中止となった、戦艦土佐あるいは巡洋戦艦赤城の41㎝主砲を転用した砲台です。
両艦ともいわゆる「八八艦隊計画」に基づき建造が進められていた艦艇ですね。
同じタイミングで見学に来ていたバスツアーのガイドさん曰く、「砲台建設に使われたコンクリートは壱岐製で、地元の小学生が集めてきた石を使っている」とのこと。