金田城【2020/3/22】

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金田城東南角石塁

壱岐対馬旅行最後に訪れた城が続日本100名城の金田城です。

某テレビ番組でも「最強の城」に選ばれていましたね。

663年白村江の戦いに敗れた天智天皇浅茅湾に突き出た城山に築かせた古代山城(朝鮮式山城)です。
日本書紀にも、天智天皇6年(667年)に「築倭国安城。讃吉国山田郡屋島城。対馬国金田城」と高安城屋島城・金田城を築いたとの記述があります。

明治期には城山砲台が築かれており、古代から近代を通して当地の軍事的な重要性がよくわかります。

今回は山頂には登らず、城跡東側のみ見学しました。

冒頭の東南角石塁を代表に、最も良く石垣が残る区画です。

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東南角石塁(下から)

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三ノ城戸

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三ノ城戸~二ノ城戸の石垣

 

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ビングシ山の土塁

金田城は石垣だけではなく、土塁も活用されています。

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二ノ城戸

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一ノ城戸の水門

古代山城は山の周囲をぐるりと石垣・土塁で取り囲んだ構造をしており、自ずから谷に城壁を通す必要があります。
その際、沢の水を石垣の下に通すため水門が築かれます。

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一ノ城戸

一ノ城戸までの道のりはアップダウンが激しく、道も良いとは言えないので、それなりの装備で行った方が良いですね。

また登山口まで林道が伸びていますが、対向可能なポイントが少なく、運転には注意が必要です。

「最強の城」にふさわしい見どころ満載のお城でした。

参考

金田城パンフレット

金田城|観光スポット|【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット