府中城(府中陣屋)【2020/1/18】
ブログ開設初の記事が、このお城でいいのかという気持ちは正直ある。
そもそもこのお城は10年くらい前に行ったことがあり、今回の旅は小幡城・水戸城に行くのが主目的で、家を出発した時には全く行くつもりもなかった。
ただ小幡城行きのバスを調べていると、石岡での待ち時間が結構あることがわかり、とりあえず寄ってみることにした。
往時は本丸・二の丸・三の丸・箱の内出丸・磯部出丸・宮部出丸の各曲輪を備え、なかなかの規模の城郭であった。
戦国時代は北方の江戸氏・佐竹氏の圧迫を受け続け、最後の当主大掾清幹は他の常陸国人領主の例に漏れず、天正18年(1590年)常陸1国を安堵された佐竹義宣に滅ぼされてしまった。
江戸時代は水戸徳川家分家の府中松平氏2万石の陣屋が置かれました。
現在残る遺構は冒頭の陣屋門と土塁、本丸の空堀跡など。
石岡市にはいわゆる「看板建築」がかなり残っており、駅から城に向かう途中にあったのがこの建物
<感想>
10年前と比べると陣屋門の位置が変わったうえで修理されており、かなり異なる印象を受けた。元々宅地開発が進んでいる城なので、遺構は少なめ。その中でも巨大な土塁や空堀が往時を忍ばせる。
<参考>
石岡市公式HP